> HOME  > お米百科  >> 美味しいごはんの炊き方

お米百科─ 美味しいごはんの炊き方

◎お米選びのポイント
◎お米おいしさを保つポイント
◎おいしく炊くポイント
お米選びのポイント
1. お米の特徴を知り、食べ方にあったお米を選びましょう!
お米を選ぶときは、あっさりしたものが多いか、こってりしたものが多いかなど料理によってかえます。
また、お弁当など冷めてから食べる場合が多いなど、どんな風に食べるかも大切です。
お米選びのポイント
2. 品質表示や袋の中の米粒を見て選びましょう!
お米を買うときは品質表示も大切ですが、袋の中の粒も重要です。
品質表示にある品種が同じでも、産地・産年・精米年月日によっても違いがあります。

【見た目チェック】
割れたお米が多い…これが多すぎると食感が悪くなります。
割れたお米
粒の大きさ…そろっているほうが見た目もよく食感がよくなります。
色…米粒全体が真っ白な粒は未成熟米で、これが多すぎると食感が悪くなります。
米粒の一部が白いものは特に問題ありません。

【品質表示チェック】
複数原料米(ブレンド米)…複数の品種(または産地・産年)をブカッコ書きで内容が全て表示してある場合としていない場合があります。
あまり良いイメージのないものですが、お米それぞれの欠点を補い合って安価でおいしい商品も多いので試してみる価値はあります!
新米表示…収穫した年の12月31日精米袋詰めものを新米表示させることができます。
お米のおいしさを保つポイント
1. 大量に買い込まないようにしましょう!
お米くん
精米されたお米は水分が抜けたり、酸化などして徐々においしさが損なわれます。
時期によってもちが違うので、消費量にあわせた購入をしましょう。
お米を買う量の目安
無洗米…ぬかが一般精米に比べ取れているため酸化が遅いですが、その代わりに表面から水分が抜けるのが早くお米が乾燥しやすいため一般精米と同様の目安で使い切りましょう
2. 保管場所は低温で湿度の少ない場所で!
お米の保管場所は温度が低く、湿度の少ない、日の当たらない、風通しの良い場所が最適です。
また、米びつ(保管容器)はぬかがつきやすく夏場には虫がわきやすいので、空になるたびにきれいにしたり、防虫対策が必要です。
本当は冷蔵庫に余裕があれば、タッパーウェアなどの密封容器にいれて、野菜室で保管するのがベストです。
お米の保管場所
おいしく炊くポイント
1. お米を洗うときは手早く!
お米は吸水性が高く、洗っている間にどんどん水やぬかのにおいを吸収してしまいます。
なので、手早く洗うことがおいしいご飯を炊くコツです。
【洗い方】
①表面の汚れを落とすため、お米をボウルに入れ一気に水を注いで2~3回かき回して、すぐに水を捨てます。
このとき最初の水はすぐにお米が水を吸い始めるので、とにかく早く捨てることがポイントです。
これはぬかのにおいをお米につかないようにするのが目的です
お米の洗い方
②お米につているぬかを洗い落とすため、指を広げてお米に差し込みます。
その状態で同じ方向に30~50回かき回し、水をそそいですぐに捨てます。これを2・3回繰り返します。
最後の水はしっかり切りましょう!
また、金属のザルはお米の表面を傷つけたり、割ったりする恐れがあるので、おすすめできません。
もし使うのであれば5合以上の大量のお米を洗うときのみにしたほうが良いです。
※無洗米は②が不要です。
3. 浸水しましょう!
ご飯の炊きムラを防ぐため、夏場で30分~1時間、冬場は場つばの2倍の時間、水に浸します。
お米の浸水
【ポイント】
浸水が上手くいっているかどうかは人差し指と親指でお米をつぶしてみます。
きれいにつぶれたら、お米の中心まで水が行き届いています。
割れる場合は不十分なのでもう少し水に浸しましょう。
4. シャリ切りをしましょう!
これをしないと保温中に短時間で、色が変わったり、においが出たりしてしまいます。
シャリ切り
【シャリ切りと余ったお米】

・シャリ切りは炊き上がったご飯に濡れたしゃもじで内釜の壁に沿って、ご飯の上と下をひっくり返すようにし、手早く混ぜます。
この時、ご飯をこねないように注意し、切るようにまぜるのがポイントです。

・あまったご飯は熱いうちにラップに1食分づつ分けて平らにのばし、つつんで少し冷めてから冷凍庫へ保存すると、2~3週間程度もちます。

5. 最後に炊飯器の上ブタは洗いましょう!
気にする人が少ない炊飯器の上ぶた・・・実はこれがきれいになっていないとおいしく炊けない原因になってしまいます。
毎回洗うのが一番ですが、少なくとも週に2・3回は洗うようにしましょう!
ご飯の味に影響してしまいます。
炊飯器の上蓋